武庫川女子大学附属高等学校コーラス部
アイルランドへ海外遠征
2017年4月25日〜5月2日まで、武庫川女子大学附属高等学校コーラス部がアイルランドへ海外遠征に行ってきました。アイルランド第2の都市であるCork市で開催されるCork International Choral FestivalのFleishmann Trophy Competitionへの出場が大きな目的です。
武庫川女子大学附属高等学校コーラス部にとっては、初めての国際コンテスト出場でしたので、約2年前から準備を始め、昨年の同時期には、コンテストのレベルを確認しに下見も実施したプログラムでした。Fleishmann Trophy Competitionはヨーロッパではかなりレベルが高いことで知られているアマチュアが対象のコンテストです。出場国はアイルランド・スペイン・フィンランド・イタリア・カナダなど、ヨーロッパだけではなく北米からも参加しています。
4月25日の夜に関西国際空港を出発し、ドバイ国際空港を経由し、アイルランドへは翌日のお昼に到着しました。すぐに交流校へ移動し、合同コンサートがスタートします。夕食の準備や生徒一人一人へのお土産など、温かく迎えてくれました。合同コンサートでは、ライオンキングのCan you feel love tonight?とBeauty and Beastを一緒に歌いました。日本の高校生のレベルの高さに、約100名のアイルランド人のお客様は驚いていました。コンサートの最後は、武庫川女子高コーラス部がアイルランド国歌を斉唱すると、会場一体となりアイルランド国歌の大合唱で幕を閉じました。ロングフライトと合同演奏会のかなり長い一日が終わりました。
4月29日はコンペティション本番です。本番前はとても緊張した面持ちで、ガチガチに固まっていましたが、お互いに肩をほぐし合ったり、笑顔の練習をしたりと、緊張を和らげる方法を探していました。
コンテストの結果は、残念ながら最優秀賞は逃しましたが、すごく僅差でした。しかし、『Lady Dorothy Mayer Memorial Trophy』という賞を獲得することが出来ました。このトロフィーはコンテストの中で一番良い歌を発表したグループに贈られるもので、約44曲の中から、武庫川女子大学附属高等学校の一切朝花(Chukkyari Asabana)が最優秀に選ばれました。
今回の演習は内容が盛りだくさんで、常に時間を気にしながらの、分刻みのスケジュールでした。生徒のみなさんは自ら体調を整えながらコンテストの本番に向け調整されていました。Festivalですので、楽しむところはしっかりと楽しみ、真剣なところはとことんまで真摯に打ち込んでいる様子は、本当に素晴らしいものでした。
日本のコンテストとは全く違う環境で、様々なことに気づいて頂き、大きく成長してくれたと思います。
生徒の皆様、保護者の皆様、先生方、本当にお疲れ様でした。
今回の経験を活かし、これからの武庫川女子大学附属高等学校コーラス部のさらなる活躍を期待しております。